挨拶

ご同輩の、ご訪問、大歓迎いたします。
「なにごとのおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」(西行)
徒然なるままに観想を記しています。

2014年6月16日月曜日

”らしさ”と”熱さ”

「背負うのが自分らしさ。W杯は躍動したい」 と長谷部は語っていた。

  • 「いろんなことはイメージしています。とにかく自分の良いところっていうのを、チームのやり方と融合させて、攻撃に守備に、僕のポジションなら両方やらなきゃいけないので。……躍動。躍動したいですね」と力強く語った。
〈自分らしさ〉を発揮するには、激情・情熱、つまり〈熱さ〉が必要であった。しかし、湿度80パーセントの熱さのなかで、日本は4年間、習得・強化してきた〈日本らしさ〉を発揮できずに終わった。
なぜか?ここで想像を膨らませてみると、「〈熱さ〉が出せなかった」ということだ。なぜなら、すでにフィールドは高温多湿で熱かった。それでも日本チームは前半よく戦った。が、後半、息が切れた。なぜか、オーバーヒートしたからだ。《過ぎたるは及ばざるが如し》である。クールダウンできなかった。
日本と比べて、コートジボワールは冷静であった。〈自分らしさ〉を発揮するために〈熱さ〉は必要なかった。彼らは冷静であればよかったのだ。

頭でやるサッカーと体でやるサッカーの違い

結果的に、基礎体力の差ということになりそうだ。〈自分らしく〉あるために〈熱さ〉を必要とし、一皮も二皮もむけなければならない日本人とその必要のない者との差であった。
スマート社会で、日本人が失ったもの(本能)、失おうとしているもの(感覚)が大きく映し出された戦いであった。

ブラジルW杯:日本、必然の崩壊…初戦逆転負け - 毎日新聞を見てみよう。

◇恐れ、失った勝機

  • 日本はあっという間に勝機を失った。
  • 1点をリードして後半に入った日本はリスクを恐れて、DFラインが自陣に引き気味となり、前線との間に大きなスペースをつくってしまった。
  • 「ラインが全体的に低く、相手にボールを回されて、体力を消耗させられた」と長友。
  • 足が止まりがちになっていた後半17分、ベテランFWドログバが入り、一本の長いパスを前線で収められてしまうようになると、次の展開にマークが追いつかなくなる。右からの速いクロスをフリーで上げられ、ゴール前でもマークに付ききれず19分と21分に立て続けに失点。偶然の産物ではなかった。
  • 岡崎は「自分たちがここまで積み上げてきたものを出せていない。出し切って(1次リーグ突破に)望みをつなげたい」と話す。
  • 「状況を見極めて原点に戻らなければいけない」とザッケローニ監督。
原点に戻って・・・。

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