挨拶

ご同輩の、ご訪問、大歓迎いたします。
「なにごとのおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」(西行)
徒然なるままに観想を記しています。

2014年6月25日水曜日

今求められるリーダーシップとは

『リーダーシップとは何か』(ロナルド・A・ハイフェッツ著)の「大統領のリーダーシップ」の項に
不均衡の時代には回答を求める人々の切実さが強まり、オーソリティーの立場からのリーダーシップの必要性は一層重要になる。しかし、オーソリティーの人物がその依存関係を強化するようなことをし、自分が回答をもたないのに、自らを惑わしてそれをもっていなけれなばらないと考えると、拙劣な役割を果たしてしまうことになる。知っているべきだというプレッシャーから、答えを出してしまうのだ。それが十分に試されていない、人々を誤った方向に導く間違った回答であってもである。》とある。
翻って、安倍政権を眺めてみる。拙速に過ぎないか。
経済再生、金力で釣ること、乱獲、乱造はこれまでの間違いの繰り返しである。
回答が無い事を自覚させ、回答を見つけるために、試行錯誤する責任を与えることもリーダーの役割である?一人ひとりが筋力を活性化させ、筋を通すことが混迷を解く鍵だ。
原点に返って問題を考え、限界を知ることが必要なのではないか。
しかし、そうすると、もうコートジボワールには勝てない?!?! なぜか?
文明の利器によって、大丈夫は居なくなったことを我々は自覚している。
そして喪失したものの大きさに恐れを抱いているのではないか。
体力的なものだけでなく、精神的なものを失ったと・・・。
その精神的なものが、必要とするリーダーシップをつくるのである。
してみれば、我々のリーダーシップの弱さが拙速の主因ということである。

0 件のコメント:

コメントを投稿