2050年には、世界の人口は90億人に達するという推計がある中で、日本の人口は9,700万人(国交省推計)になるという。
日本の人口を上回る、世界人口の1パーセント以上の数のロボットが存在する世界である。
その中で人口減少社会の日本では、東京の人口が1000万人に減少するという推計がある。
交通量としては、ロボットのほうが人間を上回ることになるかもしれない。
ロボットなしでは都市生活を維持することは不可能になるであろう。
ロボットに関する市場ニーズは多様である。
どのような市場を形成し、技術の革新と社会の発展を同期させることが喫緊の課題である。
政府もロボット市場に力を注ぐ。
さらに重要なことは、われわれが迫りくる社会状況を正しく理解し、正しく対応することであろう。
要するに適応の問題である。制度の変更に合わせて、行動基準を変えていくことが求められているのだ。先ずは、状況の正しい理解から始めることにしよう。
課題解決の施策
我が国は、現在種々の課題を抱えている。
たとえば、「ロボット競争時代を、どう生き抜くか!で高橋氏は8つの構想を挙げ、ロボット構想を最重要と位置づける。
分野別でとらえてみると
市場として、すでに導入が進んでいる産業ロボット、医療ロボットを除く10の活用領域を挙げる。
さらに、それらを開発緊急度と難易度で仕分けすると、ローテク分野である一次産業では高齢化が進み、人材不足で苦境に陥っており、緊急度は高になる。詳細は、本文に譲るとして、より高度な技術を必要とする分野に、徐々に裾野を拡げていくことが予想される。
ロボットとは何か
我々は『鉄腕アトム』に魅せられて、ロボットといえば、ヒト型と思い込み、工場で生産ラインに並んでいるマテハンの電子技手は、顔がないから、ロボットではないと思っているのではないか。
最近では、「お掃除ロボット」が家庭に入り込み、一般化したので、顔がなくても自動的に仕事をするものをロボットと見るようにはなっているが、洗濯機はロボットなのか。
ロボットが人口に膾炙する以前からあったからロボットではないのか? ロボットには、
「自分の意志でなく、他人に操られて動く人間。傀儡(かいらい)。」という意味もあった。
まず、その定義から見直すことにしよう。
先述の高橋氏は、ロボットを次のように定義する
なぜ、定義にこだわるのか
ドローンの登場によって、急に規制強化が騒がれ始めた。ドローンは「空飛ぶロボット」である。
ドローンに対する規制が、既に導入済みのロボットに適用されれば、問題が生じるケースが多々予想される。定義と規制は裏腹である。ドローンやロボットによって、環境は急激に変化している。そうした環境変化の中で秩序を維持していくためには、新たな規制が必要になる。規制のためには定義が重要な意味を持ってくるのだ。
『「飛ばないドローン」に活路 玩具大手、規制に困惑』の問題もロボットの定義、適用範囲の問題にかかわるものである。
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