挨拶

ご同輩の、ご訪問、大歓迎いたします。
「なにごとのおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」(西行)
徒然なるままに観想を記しています。

2014年7月17日木曜日

トラウマは怠慢から

ヘイトスピーチ」について、述べた時、〈トラウマ〉に触れた。
「集団的自衛権と湾岸のトラウマ」が〈トラウマ〉を取り上げている。
信念に欠けることがトラウマになったこと、それは自己の怠慢であった。湾岸戦争はそれに気づく切欠であった。この状態に若者は飽きているということが判る。


平和論議の原点に戻れ

  • 日本は130億ドルを支援したが、人的貢献を欠いて米国から「少なすぎて遅すぎる(too little, too late)」と責められた。国際社会からも評価されなかった。これが一般に知られる事実関係だろう。
  • 「今回浮き彫りになったのは、日本の政治・外交が平和主義の基本理念を積極的に発信し、世界に浸透させる努力を十分重ねておらず、むしろ憲法理念を『制約』として自らの怠慢の言い訳にしか使ってこなかった、という事実ではないだろうか」
  • 「戦争放棄の理想という原点」を踏まえ「人的な貢献策をギリギリ詰めていく」必要性を説いている。

考え続けた保守、リベラルと差

  • いわゆる「保守」の人々が湾岸戦争の「教訓」を長年考え続けたのに対し、いわゆる「リベラル」の人々は「トラウマ=忌まわしい記憶」として忘れようとする傾向が強かった
  • 「こう書くのが平和主義なんだ」という安易で根拠のない思い込みが論理の緻密さを失わせ、朝日社説が指摘した「怠慢」にも通じるような気がしたのである。
  • 安全保障や国際貢献が絡むこの問題は所詮、賛成と反対では割り切れないのではないかという疑いを禁じ得ない。
  • 米国の力に頼りつつ米国に巻き込まれるのを警戒するのは日本の宿命的な現実であり、二律背反的な要素を使い分けて日本は平和を保ってきたともいえる。

日本の自立求める若者

  • 若者たちが日本の自立を求めていることを痛感する。

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