挨拶

ご同輩の、ご訪問、大歓迎いたします。
「なにごとのおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」(西行)
徒然なるままに観想を記しています。

2014年5月6日火曜日

森林を伐採するなと言うなら金をくれ

森林を伐採するなと言うなら金をくれ:日経ビジネスオンライン

  • インドのハイデラバードで開催されていた第11回生物多様性条約締約国会議(COP11)が、10月20日に閉幕した。海外生物資源を利用する際の許認可取得や利益配分に関する国際ルールである「名古屋議定書」の発効には、まだ程遠い状況のままである。 

東南アジアから初の批准国はラオス
完全アウェイの会議で味方を見つけた
資源国には現状を脱出するための切り札
日本には厳格な国内措置は必要ないか?

  • 日本の生物資源関係者の多くは、義務や罰則を盛り込んだ厳格な国内措置には反対であることが改めてわかった。
  • 「あなたの国の生物資源は我が国では、厳重に監視されるので不法利用される心配はありませんよ」というアプローチ
  • 日本の利用者が海外の生物資源にアクセスする際には様々な規制があるのに、海外の利用者が日本の生物資源にアクセスする場合にはフリーというのはどうにも間尺に合わない気がする、というのはそれなりに理解できるだろう。
海外生物資源への戦略的アプローチを考えよう

  • COP11では名古屋議定書の批准推進がひとつの大きな目標として掲げられることとなった。日本政府も10月12日にサイドイベント「ABSに関する名古屋議定書を履行するための遺伝資源利用国としての措置に関する情報共有」を企画し、検討会で話し合われた内容を検討会議長の磯崎博司・上智大学教授が発表した。
  • 繰り返しになるが、国際的なプレゼンスが急激に下降しつつある日本がこれまでの利用国としての立場を維持するに当たって、現在相対的に高い信頼関係にだけ依存するというのはいささか頼りないものに思えるのは私だけだろうか?日本の海外生物資源に関する戦略的アプローチをもう一度考え直すよい機会だと私は思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿