挨拶

ご同輩の、ご訪問、大歓迎いたします。
「なにごとのおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」(西行)
徒然なるままに観想を記しています。

2015年9月11日金曜日

異常気象で、質される常識!!

質問なるほドリ:特別警報 どんな時に?=回答・山本将克 - 毎日新聞」は、
我々の常識を変化させなければならないことを警告する。
昨日、茨城県で洪水が発生した。今朝は、宮城県で川が氾濫している。
「五〇年に一度」とか、これまでの常識では対応できないものである。
その様子はこちらにクリップした。
我が家の近隣でも、避難情報が出された。
「何時非難するか」皆で相談したという。
避難情報をどう判断するか、また情報の種類とその対応について、正しく理解することが求められている。想定外のことが起きているので、想定外を想定し、非日常を常識として生きることが求められている。
昨日のニュースの中で、県の対策本部長が、「孤立している人ばどこにどれだけいるのか把握できていない」と臆面もなく状況説明をするのを聴き、驚いた。
まるで、原発事故の時に、「想定外の・・・」と言い訳をした東京電力の姿勢そのものだ。
スマートシティ・スマートビレッジが喧伝され、マイナンバー制度導入など、情報環境の整備が進み、国、県、市町村の情報網は整っていると勘違いした私は、「当然、被災各地の情報は即座に把握できる体制が整っている」と思っていた。
情報は一方的に、トップダウンで流されるが、その反応については無関心であったという事である。
これでは、上から網をかけただけで、その網を利用する接続方法がなく、機能するシステムにはならない。
災害時に機能しないシステムは、原発事故で懲りたはずではなかったか?
しかし、考えてみれば、その対策本部長のいうことを、「もっともだ」「仕方ない」と納得して聴いている我々の姿勢にも問題がある。
想定外のことが起きるという危機感が足りないのである。
従って、「まぁっ、いいか」ということになる。
危機感が足りないのは、独り、対策本部長だけではない。対策本部やそれをとりまく我々自身にも足りない。
従って、特別警報が出たらどうするという、対応行動すら、理解している人は少ないのである。

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