挨拶

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「なにごとのおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」(西行)
徒然なるままに観想を記しています。

2015年9月10日木曜日

「難民」再考

9月4日、『露大統領、移民危機は「欧州の中東政策の結果」』と伝えた。その要旨は次のものだ。
  • プーチン大統領は、欧州の中東・北アフリカ政策について「地域の歴史的、宗教的、国民的、文化的な特徴を無視した彼ら(欧州)の基準の押し付けだ」と厳しく批判した。
  • さらにプーチン大統領は「これはもともと米国のやり方だ」と述べ、「米国の命令に盲従している」と欧州を非難した。
  • また、米国のメディアが欧州に到着した移民たちについて偽善的な報道をしていると非難し、「一部の米国メディアが、欧州が移民に残酷すぎると批判しているのを見て、私は仰天している」と語った。
これで、籍を切ったように、欧州諸国の「難民」に対する姿勢が鮮明になってきた。
  • 難民問題に臨んでメルケル首相が行なった歴史的決断
    「モラルと倫理の政治」は、ドイツと英仏間の格差を歴然とさせた
    2015年9月5日の早朝、独首相のアンゲラ・メルケルは、隣国オーストリアとともに、ハンガリーで足止めを食っていたシリアやアフガニスタンなどからの難民を入国させる方針を発表した
欧州各国の対応が大きく異なるのである。「『モラルと倫理の政治』は、ドイツと英仏間の格差を歴然とさせた」という。ニュージーランドやオーストラリアなども受け入れを表明した。
これまで最も移民や難民の受け入れに寛容であったアメリカは及び腰だという。
『難民について その3』では、各国の反応をまとめ、日本の立ち位置を確認する。
そして『難民について その4』で、今、我々が為すべきことをまとめたい。

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