挨拶

ご同輩の、ご訪問、大歓迎いたします。
「なにごとのおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」(西行)
徒然なるままに観想を記しています。

2014年3月2日日曜日

ブログの再スタート

デザインを改定する
3年たつとやはり古い

今、昨年の大河ドラマ「坂の上の雲」が再放送されている。相変わらずの人気である。秋山好古、真之の兄弟、それに正岡子規をモデルにし、明治から昭和にかけて近代化を進める日本の物語に、われわれ視聴者は何を見ているのであろうか。 東京オリンピック後、新幹線が開通し、万博が開催された昭和45年に物語は完成する。日本が高度経済成長の急坂を上り始めたときである。 司馬遼太郎はその急坂の向こうの雲に何を見たのか、そして何を我々に伝えたかったのであろうか。 明治から敗戦までの時期を第一次近代化、その後、1995年までの50年を第二次近代化、そしてこれから始まろうとしている近代化を第三次近代化と呼ぶならば、 谷沢永一著「一冊でわかる「坂の上の雲」」によって、司馬遼太郎が伝えたかったこと(第一次近代化の実態)を理解し、寺島実郎著「われら戦後世代の「坂の上の雲」 ある団塊人の思考の軌跡」によって、戦後歩んだ道(第二次近代化の実態)を知り、「失われた10年」に続く第3次近代化の雲の実相を識別し、その中で彷徨する現代に明るい晴れ間を見出したい。

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