挨拶

ご同輩の、ご訪問、大歓迎いたします。
「なにごとのおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」(西行)
徒然なるままに観想を記しています。

2016年1月1日金曜日

謹賀新年

昨年中はご厚情を賜り有難うございました。
   本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


昨年は、グローバルな経済競争が、温暖化などの環境破壊、難民の流出、テロの脅威などを生み、「生活の安全、安心」が損なわれていると危機感を大きくした年ではなかったでしょうか。
「ブラックバイト」、「下流老人」など福祉に焦点が中てられました。
介護を負担と捉える“さもしい”社会制度のもとに、「介護離職」「介護殺人」「介護自殺」「介護放棄」「介護難民」などがつくり出されています。
我々は“豊かさ”を求めて、競争に参加しましたが、“さもしさ”を味わう結果となりました。このままでは超高齢社会の行く末は“しあわせ”なものにはなりません。
幸いにして、SSBCを通して介護の現場で働く人たちと接することができました。その方々の苦労を間近に見て、「介護が人を育む」のだと、改めて感動しました。「介護」は人の“仕合せ”を実現する。
「介護」を通して人間関係、生活のリズムを再生し、「文化としての介護」を育みたいと願っています。
幸いにして、SSBCには間近に介護を経験する高齢者がたくさん居ます。
超高齢社会の当事者が介護(仕合せ)を実践し、生活モデルを構築することを提案して参ります。
ご指導、ご鞭撻、ご協力のほど宜しくお願い致します。

2016年 元旦 
SSBCコーディネーター
伊 東 義 賢

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