挨拶

ご同輩の、ご訪問、大歓迎いたします。
「なにごとのおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」(西行)
徒然なるままに観想を記しています。

2016年1月28日木曜日

ケアシフト!シルバーイノベーション最前線についての考察1


自分と社会をゆるく小さく結ぶ「ソーシャル起業」のすすめ』は、、「高齢化により、どっと多くの日本人が人生後半に突入している。それに伴い「ケアシフト」という現象が起こりつつある。「ソーシャル起業」という切り口から考えてみよう」という。要点は以下のとおりである。

  • 欧州では1910年に、そして日本では1947年に平均寿命が50歳を超えた。そして、周知の通り日本人の平均寿命は、2012年時点で男性79.9歳、女性86.4歳にまで延びている。
  • 国立社会保障・人口問題研究所によると、今後日本の総人口は減りながらも65歳以上の高齢者は増えてゆく。すなわち、高齢化率は上昇を続け、2013年にはすでに4人に1人が、そして2035年には3人に1人が65歳以上となる。さらに2060年には2.5人に1人が65歳以上となってゆく。日本全体で、人生後半の10万時間に突入する人が激増するのである。
  • 人生後半の10万時間に焦点を置く原理や道標になるような「~主義」があるのだろうか。
  • 人生前半の10万時間をターゲットにしてきた近代資本主義や市場競争の行動様式では、まったく立ち行かなくなる
  • 人生前半の10万時間では、厳しい競争にさらされてサバイブするのか、いかに自分(たち)が得る利益を最大化するのかに関心が向かってしまう。でも後半の10万時間は、むしろ、排除されている人々や利他を気にかけ、労働市場、製品市場、資本市場などお金との交換にとらわれない「場」としてのコミュニティーにおける活動が大切になってくる。
  • ケアシフトは、人生後半の10万時間のみならず、人生前半の10万時間にも影響を与えるのである。
  • 競争社会の中をサバイブして「豊かさ」の恩恵にあずかった方々には、「排除」問題にも取り組んでもらいたいものだ。
  • 参加者が挑戦してみたいアイデアを手短にプレゼンテーションし、一緒に実現したいアイデアを投票で絞り込み、チームを作って起業に挑んでゆく。いわゆる起業アイデアの創発から実行までをケアするコミュニティーだ。
人生後半の10万時間を前半の10万時間で「排除」した物事の手当て・手入れのために3つのケア(健康・他者・地域)を提唱する。

2016年1月16日土曜日

さもしさとエンドレスウォー

次の記事の背後にあるものは、さもしさである。
欲望マシーンと化した人間の悍ましさか?
「時計仕掛けのオレンジ」でスタンリー・キューブリックが描いた諸相に世界は近づいている。
さらに巧妙に儀装して・・・。

2016年1月1日金曜日

謹賀新年

昨年中はご厚情を賜り有難うございました。
   本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


昨年は、グローバルな経済競争が、温暖化などの環境破壊、難民の流出、テロの脅威などを生み、「生活の安全、安心」が損なわれていると危機感を大きくした年ではなかったでしょうか。
「ブラックバイト」、「下流老人」など福祉に焦点が中てられました。
介護を負担と捉える“さもしい”社会制度のもとに、「介護離職」「介護殺人」「介護自殺」「介護放棄」「介護難民」などがつくり出されています。
我々は“豊かさ”を求めて、競争に参加しましたが、“さもしさ”を味わう結果となりました。このままでは超高齢社会の行く末は“しあわせ”なものにはなりません。
幸いにして、SSBCを通して介護の現場で働く人たちと接することができました。その方々の苦労を間近に見て、「介護が人を育む」のだと、改めて感動しました。「介護」は人の“仕合せ”を実現する。
「介護」を通して人間関係、生活のリズムを再生し、「文化としての介護」を育みたいと願っています。
幸いにして、SSBCには間近に介護を経験する高齢者がたくさん居ます。
超高齢社会の当事者が介護(仕合せ)を実践し、生活モデルを構築することを提案して参ります。
ご指導、ご鞭撻、ご協力のほど宜しくお願い致します。

2016年 元旦 
SSBCコーディネーター
伊 東 義 賢