挨拶

ご同輩の、ご訪問、大歓迎いたします。
「なにごとのおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」(西行)
徒然なるままに観想を記しています。

2014年6月30日月曜日

俚諺は生きている!!

「坂の上の雲」が日露戦争を「祖国防衛戦争」と位置付けた背景と重ね合わせて、今回の「集団的自衛権」の問題を考えていた。

余録:日米の安全保障関係を犬と飼い主に例えるのは… - 毎日新聞

  • 1966年3月18日の衆院外務委員会で、・・・いわゆる「番犬」発言である
  • 第一に、日本(飼い主)が米国(番犬)に守ってもらっている。第二に、にもかかわらず、日本国民は後ろめたく感じていない(基地提供義務を果たしている)
  • 山崎拓(やまさきたく)元自民党幹事長は「これまでとは異なる防衛政策の大転換だ」と強調する。
  • 番犬の飼い主から警察犬へという180度の転換
椎名外相の「番犬」発言を例に、立場が180度転換し、我々の祖国防衛の仕組みが変わると指摘する。

60年、70年安保の時代に、国民を納得させ、植え付けらえた「飼い主」意識を、改めて「番犬」認識に変えなければならないのである。この事をどれだけ認識しているだろうか。
これは二つの事を考えさせる。
一つは、これまで「米国〈番犬〉の飼い主である」という誤解の上で行動していたこと。
二つには、これからは「米国〈飼い主〉の番犬として」、これまで築いてきた関係の上で役割だけを変えることができると考えていること。
これらに伴い、次のような問題が予想される
前者は、日米関係を歪んだものにしており、その代償が求められる。
後者は、まさに切実な問題である。想定外の事態が発生する。
立場役割が変わった時、本性が現れるものである。拙速であってはならない。
そこで留意しなければならないのが、アメリカ人の番犬に対する観方である。
イギリス流の犬の訓練は著名であるが、共通するものが底流にあると思われる。
俚諺に《狡兎死して走狗煮らる》とある。このことを我々は既に経験済みである。
『坂の上の雲』は日本人が近代化の走狗になったことを我々に告げている。
歴史が繰り返さないことを祈るばかりである。

2014年6月29日日曜日

促成栽培は根が弱い!! 一目瞭然、野暮な説教もせざるを得ない??

W杯 決勝T進出の16チーム出そろう NHKニュース
  • ヨーロッパが6チーム、南米が5チーム、北中米カリブ海が3チーム、アフリカが2チーム
  • 特に南米は出場した6チームのうち5チームが勝ち上がり、勝負強さが際立っています。
  • 一方、アジア勢は今大会、日本、韓国、イラン、オーストラリアの4チームが出場しましたが、1990年のイタリア大会以来、1勝もできずすべて1次リーグで敗退しました。

競争、強制それが経済原理!!

パソコン好きは部屋にこもる。カーマニアは女友達とドライブへ。IT機器とクルマ、いずれも若い男が好む分野だが、愛好家同士は  :日本経済新聞
  • 社会性と経済性を兼ね備えた新市場を巡り、IT企業や自動車会社の間で主導権争いが激しくなってきた。
  • 技術の精度、法律、万一の時の責任問題などの壁を見すえつつ、民間企業が競争を通じ事故や高齢化という社会課題の解決に取り組む。その結果が個々の企業だけでなく国の成長にもつながる。そういう時代だ。
ことを伝える。
国に代わって、企業が国際的活動の第一線に、技術を引っ提げて登場している。
それは、市場が技術の実験の場を提供するからであり、実験結果が、実態とは関係なく、経済的合理性から強制される。その結果が個人だけでなく、民族を分断し、各地で紛争が起きているというそういう時代でもある。
官製技術の実験が政治的駆け引きの場としての戦場で、民生技術の実験が経済的駆け引きの場としての市場で行われている。その言い訳、目的として、平和の実現、幸福の追求を掲げているのである。
民間企業が競争を通じ事故や高齢化という社会課題の解決に取り組む》というが、個人は競争に倦んでいないか。《競争を通じ》という前提そのものの変革が必要ではないか。
問題は、競争が内発的であるかどうかである。
そして競争の意味、価値を問い直すことが求められているのではないか。
我々は「限定合理的に生きる」存在である。その限界を踏まえて志向する・・・

2014年6月27日金曜日

『ザックの誤算』を読んで

「皮算用」で、ザックジャパンについて振り返った。


毎日新聞は、『ザックの誤算』を特集している。どのように総括しているか、

以前から持っていた、素朴な疑問の答えを見つけたい。

  • ブラジル大会なのに、なぜ海外組はヨーロッパからだけ?
  • 恵まれた環境でプレーを続けた結果か。
  • 促成栽培の限界とカズの強さ

『暑さ対策、万全だったか』

万全でなかったと思うが、
  • 一度も勝てず・・・何が誤算だったのか。「ザック・ジャパン」の敗因を検証した。
  • 高温多湿でブラジルと環境が近い米フロリダ州での合宿で、暑さ対策に取り組んだ。
  • 「気候のいい欧州で1年プレーすれば、暑さに慣れない体に変わってしまうと実感している」
  • 海外組には指宿合宿前から合同自主トレーニングを行うなど、協会は暑さや湿気に体が慣れるようサポートしてきた。
  • しかし、イトゥは連日、涼しいというよりは肌寒い日が続いた。
  • 初戦のコートジボワール戦に臨んだレシフェの夜は時折、強い雨が降ったこともあり、気温こそ26度と高くはなかったが、湿度は77%。
  • イトゥの選定について、ザッケローニ監督は自ら足を運んで選んだことを強調する。

大きすぎた本田の存在

期待のかけ過ぎ、日本の珍種、経済効果を狙った突破口、最終的には売れるか売れないか
  • 「アイデアが足りなかった」と振り返った。
  • 個々の選手が、しなやかで独自性のあるアイデアを発揮できなかったのはなぜか。
  • 海外でプレーする本田が代表戦や合宿に遅れて合流すると、ほかの選手が「チームがぴりっとする」と証言するように、ピッチの中心であり続けた。
  • 「(本田らに)気を使う」関係ができあがり、同じ方向を向かなければ、このグループに入れないような雰囲気すら漂っていたという。
  • だが、大久保に与えられた時間は少なすぎた。
結局、ストレス耐性の弱さから退行し、自動症に陥るということ。
日本人としての節操が、持っている個性を生かし切れない。
「海外組」といっても、日本代表選手には、カズのように南米で活躍している選手はいない。


混沌する地政学

地政学とは、地勢学のこと?
「(世界新秩序 米中を追う)米の対テロ軟化、懸念する中国:朝日新聞デジタル」と伝える。
  • 無人機[15]による攻撃を多用し民間人も巻き添えにした対テロ[16]作戦をめぐって米国とパキスタン[17]の関係がぎくしゃくする一方、中国は戦略的に重要なパキスタン[18]を「真の友人」と呼び、深い関係を保ってきた。
  • だが、部族地域に潜むイスラム武装勢力[19]には米国同様に手を焼く。国際テロ組織アルカイダ[20]指導者だったオサマ・ビンラディン[21]容疑者殺害後、米国が対テロ[22]作戦を軟化させていることも、中国には気がかりだ。
  • 米軍は2016年末、アフガンから撤退する。中国企業はアフガンで、世界屈指の銅の埋蔵量が期待される鉱山の開発権を得たが、反政府勢力の脅威で工事が進まない。イラク[23]では、中国が原油の輸入を急増させ、13年には米国をしのぐ最大の輸出相手になった。イラク[24]に駐在する中国人は1万人にのぼる。
パワーバランスの妙というか、《権謀術数》《奇々怪々》、《天網恢恢疎にして漏らさず》と大義が実現するか、大疑を抱いている。

2014年6月26日木曜日

皮算用

ザッケローニ氏は2010年8月30日、サッカー日本代表監督に就任した。
東日本大震災のほぼ半年前のことである。ザッケローニ・ジャパンは震災と共にあった、その活躍は復興を支え、復興への過大な期待を背負っていたように思われる。
その期待が、W杯5回連続出場を実現させたが、グループリーグ敗退によって打ち崩された。
しかもCグループ最下位で・・・。
一方で、与し易いと見ていたギリシヤはコートジボワールに勝ち、決勝リーグに進んだ。
対戦前には、ギリシヤチームの選手の待遇が喧伝され、チームの士気は低いはずであると・・・。そうした苦境の中で彼らは決勝リーグに進んだのである。イタリア、スペイン、ポルトガルと同様にEU危機の元凶と叩かれた国であった。イタリアもスペインもまたポルトガルも敗退した。

結局、選手や監督、もちろん見る人、伝える側にも、甘さや身びいきに過ぎた面があったのだろう。世界の壁の高さを目の当たりにして、「1億総皮算用」で幕を下ろした夢の後味がほろ苦い。》とある。

同じな皮算用を「2020年の東京五輪」に期待していないだろうか。
経済再生、復興に向けて壮大な皮算用がされているように思えてならない。

2014年6月25日水曜日

今求められるリーダーシップとは

『リーダーシップとは何か』(ロナルド・A・ハイフェッツ著)の「大統領のリーダーシップ」の項に
不均衡の時代には回答を求める人々の切実さが強まり、オーソリティーの立場からのリーダーシップの必要性は一層重要になる。しかし、オーソリティーの人物がその依存関係を強化するようなことをし、自分が回答をもたないのに、自らを惑わしてそれをもっていなけれなばらないと考えると、拙劣な役割を果たしてしまうことになる。知っているべきだというプレッシャーから、答えを出してしまうのだ。それが十分に試されていない、人々を誤った方向に導く間違った回答であってもである。》とある。
翻って、安倍政権を眺めてみる。拙速に過ぎないか。